2004年10月03日

Odisseaミッション

Odisseaミッションはヨーロッパ宇宙機関(ESA)がロシアと共同で実施するもので、ベルギーの宇宙飛行士を2002年10月30日にバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げ、宇宙で実験を行うミッションです。宇宙で行う実験は以下の通りです。

− 生物学(造骨細胞にビタミンDが及ぼす影響の調査、細胞に宇宙放射線と微小重力が及ぼす影響の調査など)
− 生理学(心拍数と血圧の測定、ストレスの研究など)
− 材料科学(蛋白質の結晶成長過程のモニタリングなど)
− 流体物理(ESAのMicrogravity Science Glovebox (MSG)を使用し、原油の拡散係数を計測)

Foton M1ミッション

Foton M1ミッションは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)がロシアの無人回収カプセルフォトンを使用して行うミッションで、2002年10月15日にソユーズロケットを使用してプレセツク宇宙基地から打ち上げます。打ち上げ後15日〜20日間にわたって微小重力環境下でタンパク質結晶成長実験などを行う予定でしたが、打ち上げ29秒後にロケットが爆発して打ち上げは失敗に終わりました。事故調査委員会の調査結果によると、初段エンジンのターボポンプ及びチューブに製造段階で異物が混入し、この異物が爆発につながる不具合を引き起こした原因となったとのことです。

*打ち上げ失敗に関する各種メディアの報道は過去のロシア宇宙開発ニュースのページ(HTML版)をどうぞ。

*この後2003年11月4日にESAとロシアが協定を結び、2005年5月と2006年秋に第2次及び第3次フォトンミッションを実施することとなりました。この協定締結に関するESAのプレスリリースも出ています。